投資の基礎を知る④

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 今回の内容は、投資を始めるにあたって、どのような運用手法があるのかについてまとめました。運用手法や運用先の決定は、投資をしていく上で最も重要なポイントになります。

内容

①トレードの方法

②ドルコスト平均法

③S&P500

④長期・分散・積み立て

①トレードの方法

 トレードの方法には2つあります。短期投資と長期投資です。短期投資は、数時間や数日の間にトレードを行う方法で、短期間で大きく利益を上げることができます。投資初心者の方が、「投資」と聞くと、パソコン画面もいくつも並べて、短期でトレードを行っている姿を想像するかもしれません。これも、一つの手法ではありますが、短期間で利益を上げることができる反面、大きく資産を失うリスクも高く、初心者にとっては難しい手法です。一方、長期投資は、投資している期間の長さを利用して資産を構築する方法です。長期投資では、資産が複利(複利に関しては、別の記事にまとめます)を活かして増えていくので、比較的初心者の方でも、資産を大きくできる可能性が高くなります。

②ドルコスト平均法

 ドルコスト平均法とは、一定の期間、同じ額を同じものに投資をしていく方法です。例えば、毎月3万円を積み立てていくとします。仮に、1株1万円のものを毎月3万円積み立てたとすると、最初の月では、3株購入することができます。もし、この株が暴落し、次の月には、1株5000円となってしまったとしましょう。すると、3万円の積み立てでは、6株購入することができます。さらに次の月に半額になり2500円まで大暴落したとすると12株購入することができます。この3か月の期間で9万円の積み立てをし、19株購入することができたことになります。この期間で、購入した株価の平均は、4736円となり、4736円の株を19株取得できたことになります。そして、翌月株価が回復し、1万円に戻ると、購入価格が9万円に対して、1万円×19株=19万円となり、10万円の儲けがでます。この期間1度も、当初の1万円以上の価格になっていないにも関わらず、これだけの結果につながるのです。

 ドルコスト平均法は、仮に暴落に巻き込まれたとしても、資産を失うどころか、資産を増やすチャンスにできる投資方法で、特別なスキルや知識がなくても結果につながりやすい、投資手法となっています。ドルコスト平均法の唯一の弱点は、その投資対象がずっと右肩下がりで下落していくことになります。仮に下落しても、元に戻るだけで、大きく資産を増やすことができる手法なので、どの投資対象を選ぶかが、最も需要になります。

 ③S&P500

 ドルコスト平均法が、資産を大きくするのに適していると述べましたが、では、どこに投資していけば良いのでしょうか?その一つの候補とされるのがS&P500になります。S&P500とは、アメリカの格付け会社スタンダードプアーズが厳選した、アメリカで成長力のある企業TOP500のことを指します。世界一の経済大国であるアメリカの、さらにTOP500社ですので、世界でもトップクラスの企業が並んでいます。このS&P500の代表的な会社には、アップルやGoogle、Amazon、FacebookなどのGAFAなども入っています。また、S&P500に入る基準が厳しく、成長力を落とした企業は、はずされるなど入れ替えも頻繁に行われるので、常に世界TOPクラスの企業が選ばれる特徴にあります。世界一の投資家とされるウォーレン・バフェット氏も、「自分が死んだら、資産のほとんどをS&P500に投資するように」と言っていることが有名ですが、それほど成長力を期待できる投資対象となってます。

④長期・分散・積み立て

 これまでの内容をまとめると、初心者が最初にやるべき投資方法は、ドルコスト平均法を使った、長期・分散・積み立てを行い、S&P500など、今後の成長を期待できる投資対象を運用先として決めていくことになります。特に、リスクを減らし、少ない知識や経験で結果を残すには、長期・分散・積み立てという考え方を大切にしましょう。

 長期・分散・積み立てができ、節税メリットを受けられる積み立てNISAは、投資を始める上で、最高の方法となりますので、これから投資を始める方は、積み立てNISAを利用しましょう。

 今回は、投資の運用方法についてまとめてきました。次は、いよいよ投資先を選ぶポイントや考え方についてまとめていきます。

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