資産運用を始めてみる③

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 今回は、長期投資をしていく上で、どのように考えて投資信託(ファンド)を決定していけばいいかを具体的にまとめます。この内容を読むことで、投資信託を購入するうえで気を付けるべきポイントを理解することができます。

 今回の内容は、前回の続きになりますので、fire,S&P500,全世界株式,資産運用,積み立てNISA | とある男のFIRE奮闘記 (firehunntouki.com)をご覧いただくと、より分かりやすいので参考にしてください。

 さて、前回の内容では、インデックス(指数の平均点)投資に長期間、ドルコスト平均法を使って投資することがよいというものでした。特に非課税メリットを生かせる積み立てNISAを利用することの必要性と、投資先は、全世界か、アメリカS&P500だというお話もしました。

 全世界とS&P500と言っても、そのことを対象にした投資信託はたくさんあります。では、何をポイントにその中から選択したらよいのでしょうか?楽天証券で投資信託を検索すると、全世界で10本、S&P500で7本の投資信託(ファンド)が出てきます。銀行窓口等で相談するとその他にも投資信託の商品があると思います。

 この中から、投資信託を選ぶポイントは、

 ①管理費用・信託報酬などの手数料が低い

 ②純資産総額が高い

 の2つのポイントから考えてください。①の管理費用・信託報酬ですが、先ほどの楽天証券で検索した投資信託には、手数料が0.1%ほど~0.9%ほどのものまでありました。基本的に、インデックス投資では、資産の成長は、ほとんどどの投資信託でも変化はないにも関わらず、手数料に約10倍の差が現れます。このくらいの手数料は大したことがないと思われるかもしれませんが、

 元本700万円を年利5%で20年運用した場合、20年後の資産は

 手数料が0.2%であれば、1200万円

 手数料が1%であえれば、1100万円

 という風になり、0.8%の手数料で100万円の差が出ます。このように手数料による運用益の差は、かなり大きいので、同様の投資対象であれば、手数料の安いものを選ぶ必要があります。

 ②純資産総額が高く、右肩あがり

 純資産総額というのは、単純にこの投資信託に投資している人たちのお金の合計になります。単純に純資産総額が高いと、多くの人に購入されていて、純資産総額が右肩上がりであれば、その投資信託を購入している人が増えていることを示しています。

純資産総額が少なくなりすぎると、運用を続けることができなくなり償還(ファンドを解散し、お金を返す)が起こるリスクが高まります。運用しているお金は返ってきますが、その時の時価によって、現金化されて返ってくるので、長期運用のメリットを生かすことができなくなります。

これらのポイントを踏まえて、投資信託を選ぶことが重要になります。次回は、今回の内容を踏まえて、より具体的な投資信託の選び方についてまとめていきます。

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